台湾茶の仕入れ

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 7月末から9日間、台湾にお茶の仕入れに行ってきました。台湾では7月31日から1ヶ月間が今年のお盆、以前、舞踏の舞台製作で1ヶ月ほどお世話になったハンセン病療養所「楽生院」(1930〜 )へ向かい納骨堂で祈りを捧げました。
 昨年は天候の影響で今ひとつであった台湾茶ですが今年はどうでしょうか?楽しみと少しのドキドキ感をもって茶農家へと向かいます。茶の香りと味覚を探り分ける体調は万全です。最初に向かった台北郊外、文山区の茶農家であいさつを交わし淹れていただいたのはなんと静岡産の煎茶。実はここの若主人は日本茶のインストラクターの資格を持ち、台湾でも知らない人はいないと噂の○○茗茶で緑茶の講義もされています。今年の3月10に緑茶を仕入れて帰国したそうです。放射能で影響のでている日本の茶樹の心配をされていました。空腹に低温度でじっくり淹れた煎茶は沢山はいただけません。早速台湾茶の試飲をお願いしました。
 今年のお茶の感想ですが靑竈で仕入れている茶農家はそれぞれの適地と作っている茶樹の香味の特色が際立っていて素晴らしい出来具合でした。成分の強い茶を作るのが好きだという茶農で正午にいただいたお茶では、量は試飲ていどに控えましたが、その日他のお茶を飲まななかったのに覚醒してしまい少し寝苦しい夜をすごしました。などエピソードは豊富な今回でしたが、どの農家も茶の出来のせいか元気で明るく、落ち着いた自信に満ちていました。勝手な思いですがいつもこうであってほしいと空を見つめ好天候を祈ります。写真は宜蘭の茶農家でいただいたお昼ご飯です。瓶の中にはタイヤル族のどぶろく「小米酒」。

マエソの蒲鉾

P7100031.JPG  今年も夏とともに漁港にはマエソやアゴ(飛魚)が姿を現しはじめました。昨年からはまっている蒲鉾作りの季節、伊根町には魚屋がないので朝6時すぎに漁港に向かいます。夏は比較的漁獲量の少ない時期ですが鯵やするめいか、白いか、鱧、鯛、ホウボウなどが定置網に入ってました。この日は40cmほどのマエソと手のひら程のカワハギを分けていただきました。合計100円なり。
 マエソは骨が多いので尾びれのほう4/1は刺身でいただきます。残りは蒲鉾です。100gに対して塩1gを入れすり鉢ですりますとだんだんとねばりがでてきます。それを板にのせ蒸しますと蒲鉾の出来上がりです。塩だけで固まりますのでほかのつなぎは入れません。アゴや他の白身魚を加えてもよし、夏の楽しみです。
※靑竈は今月末29日から台湾出張のため1週間程休業させていただきます。

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伊根そば

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 月に一度そばの日がやってきます。自家栽培の石臼で挽いた玄そばと伊根町産のそば粉をブレンドしてつなぎを加えた二八そばです。以前は「伊根浦発信館・おちゃやのかか」で週末に、人気のそばを打っていらした倉さんに頼んで月に一度そばを打っていただいています。お出汁がついて350円。
 月に一度というハンデモあってか、少々肩に力が入っていますがナカナカノもの。夏の火照ったのどをするりととおり抜けていきます。食べ終わった後には満足感と共に、またひと月後まで味わえない楽しいさびしさが訪れます。機会のある方はぜひご賞味あれ。
問い合わせは靑竈までお願いします。

地酒と蛸

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数日前に靑竈で獲れた蛸です。靑竈に入りまっすぐ進むと海に落ちます。住居兼店舗の中から釣りをしたり夏は海に入ったりできます。
捌いた魚の内蔵やアラなどを「もんどり」という籠に入れ海に投げておくと魚貝類が獲れます。獲れた魚のアラをもんどりに入れますとまた魚が獲れます。この日はもんどりの中の魚を食べに入った蟹を捕りにきた蛸が入っていました。写真の状態で40cmほどでしょうか塩でもんで茹でてみました。
お隣はかの有名な造り酒屋(1754年創業)地酒と蛸をいただきます。近くの畑で穫れた韮のおひたしと包種茶を添えて。

水出しの烏龍茶と梅の甘露煮


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京都の左京でOPENして五年目、伊根に引っ越して三年目を迎えます。懸案だったホームペイジの開設に友人の協力でようやくたどり着きました。茶葉の写真がまだありませんがジューンブライドでいそがしくされているカメラマンの登場待ちです。
 
今年はお茶請けに「改良内田」と「南高」で甘露煮と台湾風ウーロン梅を作りました。写真は烏龍茶の水出しです。1ℓに7g前後の茶葉を入れ4時間で出来上がります。冷蔵庫で2〜3日保存可。
これからの季節に冷やしてどうぞ。
 
 
 

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